主語も動詞もないフレーズですが、日常英会話ではよく使われます。
「How about ○?」で、「~についてはどうですか?」と勧誘や提案をしたり、意見を求めるときに使える英語フレーズです。
「How about ○?」の○に名詞や名詞化された文章がきます。
文章を名詞化するには、動詞にingをつけて動名詞に変えることで簡単にできます。
例えば、「go for a walk」を「going for a walk」と、動詞をingに変えることで、文章を名詞化できます。
つまりこの場合、
「How about going for a walk」となり、「散歩でもどうでうすか?」 という勧誘のフレーズとなります。
「How about ~」の代わりに「What about ~」とも言うこともできます。
意味としては同じになりますが、「How about ~」の方が少しくだけているので、やわらかく聞こえます。
なぜやわらかく聞こえるのかといいますと、
「what」は、1点だけを考える感覚があるのに対して、
「how」は、その周りをも含めて考える感覚があるからです。
微妙な差ですので、現段階ではそれほど気にする必要はありません。
いろんな英文に触れて感覚をつかんでいくうちに肌でそれを感じるようになります。
ここで全てを語ることはできませんので、現段階ではそのように捕らえておいてください。
他の応用例としては、
「How about a drink?」(一杯どう?)
「How about another piece of cake?」(ケーキをもうひとつどう?)
「How about your examination?」(試験どうだった?)
などと言うことができます。
おわかりのように、現在のことにも過去のことにも使うことができます。
動詞で過去や未来を明言しない場合は、背景や状況で判断することになります。
わたし;「What time will we leave tommorow?」
(明日、何時に出る?)
あなた;「I would say 6.」
(6時とか)
わたし;「I think it's too early.」
(早すぎると思うよ)
あなた;「How about 7, then?」
(じゃぁ、7時は?)
「I would say ~」は、「~と言ってみようかな・・・」という柔らかい言い方です。
現在のことを過去形を使って言うと伝える内容がやわらかくなります。
「I will say ~」と言うと、現在のありありとした気持ちが率直に出ますが、気持ちを濁したいときには、助動詞を過去形にするといいんですね。
このあたりは、仮定法という文法用語の範疇になります。
丁寧表現の一つに、「Would you ~」「Could you ~」という表現もありますが、要は同じことなんです。
なぜ過去形をつかうと、感覚がやわらかくなるのか?
詳細は別の機会にゆずりますが、このことだけは認識しておいてください。
過去は現在のことではありません。
つまり、現在抱いている気持ちを過去形で表現すれば、現在のリアル感から遠ざかることができるんです。
それが過去形を使うと丁寧になり、感覚がやわらかくるという理由です。
中学時代、「7時」は「7 o'clock」だと習ったと思います。
この英会話例では、「How about 7?」となっていて、「o'clock」という単語がありません。
これは自然のなりゆきで、実際の英会話の中で時間を言うときは、省略されるケースが多いです。
なぜなら、お互いが時間のことを言っていることが普通なので、わかりきっている単語は省略します。
なので、
「How about 7?」で「7時はどう?」という意味が十分に伝わります。
ところで「~時」という「o'clock」という単語には、なぜ、省略時に使うアポストロフィーがついているのでしょうか?
はい、そうです。あるフレーズが省略されているからです。
何の省略でしょう?
もともとは、「of the clock」という表現だったのです。
「of」が「by」と同等に使われていた時代がありました。
つまり、「7時」は、「7 of the clock」だったわけですね。
しかし、頻繁に時間のことを言うときに、「of the clock」という表現が面倒になってきのでしょう。何度も口に出されるにしたがって、「o'clock」と省略されてしまったのでしょう。
たしかに毎回、「of the clock」というのも言いにくいですよね。言葉は生きています。
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